Bリーグ(バスケ)の写真撮影をこれから始めたい方向けの一眼カメラ選びのコツ!
日本のプロバスケットボールリーグ「Bリーグ」で一眼カメラを使ってこれから写真撮影を始めたいと思っている方に向けてどんなカメラを買えばいいのか、カメラ選びのコツを解説していきたいと思います。
なるべく難しい用語は省いて、どういった点でカメラを選べばいいのかの助けになれれば幸いです。
新型コロナウイルスの影響もあってシーズンが開催できるのか、どういった観戦ルールになるのかは全くわかりません。2019-20シーズンまでの観戦ルールに則り通常開催されることを前提でお話させていただきます。ご了承ください。
カメラ遍歴はキヤノン、ニコン、ソニーです。現在はソニーのα7R3というカメラを使用しています。わたしはプロのフォトグラファーではないですが、この経験の中で僕なりのアドバイスが出来たらと思います。
なお今回の記事に作例は出てきません。作例が見たい方は写真をアップしているファン・ブースターのTwitter、もしくはInstagramのアカウントを見たほうが参考になると思いますので是非フォローしましょう。
カメラ選びのコツをお話する前にひとつ注意点があります。
まず最初に観戦マナー・ルールを守ろう!
www.bleague.jp Bリーグ公式によると「試合中の写真撮影および15秒以内の動画撮影は個人での利用を目的とした場合に限り可能」となっています。
www.hitachi-sunrockers.co.jp またチームによっては「カメラ本体を含め20cm以上の望遠レンズの利用した撮影はご遠慮下さい」という場合もありますので観戦前にリーグ、チームの観戦マナー・ルールは必ず目を通しておきましょう。
その他バスケの大会などによってもルールが異なります。必ず運営の公式サイトを確認してください。
以上を踏まえたうえで、これからバスケの写真撮影を始めたい人に向けてカメラを選ぶときのコツを話したいと思います。本当はもっとたくさんあるんですが長くなりそうなので今回はあえて3つのポイント絞ってみました。
1.どのメーカーがいい?メーカーの特徴をつかんでみよう。
これが多分初心者の方で一番最初に迷うポイントだと思います。2020年現在、カメラのメーカーは主にキヤノン、ニコン、ソニー、富士フイルム、リコー(ペンタックス)、オリンパス、パナソニック、シグマです。
「いっぱいあってどれにしたらいいかわからない!!」
最初にカメラを選ぶときって本当に迷いますよね。
メーカーが違うと基本的にはレンズを使いまわすことはできません。例えばキヤノンのカメラにニコンのレンズをつけることはできません。なので途中で変えようとするとその分余計にお金がかかってしまうこともあります。本当に難しいと思います。
※代表例 EFマウント、Fマウント、Eマウント
※マウントアダプターを繋げることも可能になる場合もあります。
まず使用してきたメーカーの個人的な感想を述べたいと思います。キヤノンの初心向けモデルからハイアマチュアが使うようなニコンのD750、プロが使うようなソニーのα7R3といった機種まで使ってきました。この3つの中でもかなり性能差があります。また新しければ新しいほどどんどん性能が良くなっていきますので最新機種では性能が違うこともあります。
・キヤノン(EOS 20D、EOS Kiss X4)
わたしが初めて買ったのがキヤノンです。使用していたのは10年以上前のモデルですが今写真を見返しても肌の色味が一番好きかもしれません。
・ニコン(D750)
自然な写りに近い。操作性も難しいことはなく普通に扱えるようになる。
・ソニー(α7R3、現在使用)
操作性は悪いけどミラーレスとしては一番オートフォーカスが速い。
富士フイルムはその名の通り元々フイルムのメーカーなので色の出方をものすごく工夫していて面白いです。ペンタックスは防塵防滴といって埃や水がかかっても故障しにくい設計で玄人向けの印象です。オリンパスやパナソニックは軽いのと手振れ補正がすごいのが特徴です。
おおよそこんなイメージだと思ってもらえるといいと思います。
2.一眼カメラは大きく2種類。一眼レフとミラーレスの大きな違いとは?
こちらも初心者は大きく迷う点だと思います。
cweb.canon.jp キヤノンさんの公式ページから引用させていただくと、
一眼レフカメラは、カメラの中にある鏡(レフ)に、レンズが捉えた景色を反射させ、「光学ファインダー」を通してその景色を見ます。リアルタイムに景色を見ながら撮影できるため、撮りたい!と思った瞬間にシャッターを切ることができます。
一方のミラーレスカメラの場合、ミラーがない代わりに、レンズが捉えた景色を映像に変換し、それを「電子ビューファインダー」や「液晶モニター」に映します。
とても難しいですね。ものすごく簡単に言うとカメラ本体の中にミラー(鏡)が入っているか入っていないのかの違いです。
どちらにもメリット、デメリットあります。
一眼レフ
メリット レンズを通して直接動く被写体を見ているので撮りたい瞬間にシャッターを切ることができます。つまりラグがほとんど無いです。あとバッテリーの持ちが良い。
デメリット 初心者向けのカメラには軽量のものもありますがミラーレスに比べると重たいです。Bリーグの会場に行くときは応援グッズや飲み物など持っていくものが普段よりカバンの中身が増えて重たくなりがちです。またカメラが入ることによってバッグの中が結構圧迫されます。
ミラーレス
メリット ミラーレスは一眼レフより小型軽量の機種が多いです。小型軽量ということはサイズも当然コンパクトなのでバッグの中を圧迫しにくくなります。また大手のキヤノンとニコンが本格的に力を入れ始めたことで益々主流になっていくこともあり将来性も高いです。
デメリット 詳しくは省きますがカメラ内で一旦映像を処理をしているため一眼レフよりかはリアルタイム性に欠けることになりラグがあります。ただ現在出ている最新機種はほとんどラグが少なくなっていて、ほぼ気にならないレベルだと思いますのでそこまで神経質にならなくてもいいと思います。あともう一点。バッテリーの減りが速いのも特徴です。
もちろん初心者向け、ハイアマチュア向け、プロ向けによっても重さや性能、バッテリーの持ちが異なりますので一概には言えませんがだいたいこのような傾向にあると思っていてください。
きちんと撮れるという性能も大事ですが重さも意外に大事です。バスケやBリーグの会場は駅から遠いアリーナにあったり駐車場が少ないため公共交通機関の利用してください、と言われることもあります。なのでメーカーの公式サイトや比較サイトなどを見て重さはきちんと確認したほうがいいです。
一眼レフとミラーレスの違いはだいたいつかめましたか?それぞれメリット、デメリットあります。
2020年現在でも初心者モデルのカメラに関して一瞬を撮る強みはまだ一眼レフにあると思っていますが今後はミラーレスもどんどん改善されて差は埋まっていくと思います。
3.撮りたい被写体から考えていく
大事だけどおろそかにされがちなんじゃないかなと思ってる点が「撮りたい被写体は何か」を考えるということだと思います。会場にはたくさん楽しい瞬間が詰まっています。
プロの選手がプレーしているところは上手くてかっこいいし、マスコットはかわいくて楽しいし、チアリーダーは美しくかっこいいです。プロスポーツの現場ですからその中にたくさんの喜怒哀楽も入ってきます。残したい瞬間はたくさんあります。
カメラ欲しいから買う!と言って買ったとしても、上手く撮れなかった、自分がイメージしてるものと違った、重たいから持っていかなかなった、などが理由で使わなくなってしまうのは悲しいです。カメラが置物状態にになってしまったらそれはもはやただの鈍器です。
まず自分が撮りたい被写体ってなんだろう、を考えてみましょう。
最近のスマホはとても性能が良くなってきていますので全体の雰囲気を撮りたい、簡単な動画を撮りたい、試合前や試合後にマスコットとツーショットを撮りたいということなら当然スマホで十分だと思います。
試合中の選手のかっこいい一瞬を撮りたい、チアリーダーのパフォーマンスを撮りたいならカメラ購入を間違いなくおすすめします。
結局おすすめはなに?
どのメーカーもそれぞれ特徴があって素晴らしいのですがあえてわたしがおすすめするのは次のメーカーです。
Canon キヤノン デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X10ブラック(W)・EF-S18-55 IS STM レンズキット KISSX10BK-1855ISSTMLK-A
- 発売日: 2019/04/25
- メディア: Camera
Nikon デジタル一眼レフカメラ D5600 ダブルズームキット ブラック D5600WZBK
- 発売日: 2016/11/25
- メディア: Camera
他社のミラーレスでも大丈夫ですがオートフォーカスの速さと正確性という点で一番おすすめしたいと思います。
カメラの難しい用語がたくさん出てきてセンサーサイズや性能といった面で見がちですが、まずはこういった点で選んでみるのも面白いんじゃないかと思い提案させてもらいました。
カメラもレンズも上を見ればキリが無いので少しずつグレードアップしていくのもいいかもしれませんね。
まずは最初の一歩となるカメラ選びのコツをお伝えしました。いかがだったでしょうか?
カメラを選ぶのは難しくて悩みますがここはひとつ楽しんでみましょう。