シン・アナゴのブログ

下手だけどカメラやガジェットが好きなただのおっさん。

FIBAアジア選手権大会システムのおさらいと2次ラウンドの展望

FIBAアジア選手権の勝ち上がりシステムについておさらいしておきましょう。公式読んでもおおまかなことしか書いてないし、日本公式もそう。Wikipediaに載っていたんですが英語ということもあっていまいち理解できていませんでした。JBA公式に「予選ラウンドの結果は持ち越される」と書いてあるんですけど、過去の大会成績を見ると違和感があったので調べてみました。

アジア選手権に出場するための予選

まずアジア選手権に行くにはサブゾーンの予選があります。カッコ内は獲得枠です。今回東アジア選手権は開催されませんでしたが ホスト国(1)、FIBAアジアカップ(1)、東アジア(4)、中央アジア(1)、ペルシア湾(2)、南アジア(1)、東南アジア(3)、西アジア(3)といった感じです。これを勝ち上がって本選に参加できます。枠数はFIBAアジアカップでサブゾーンに所属するチームが良い成績を残せば増やすことが出来ます。

予選ラウンド

予選ラウンドはA~Dグループに4チームずつ振り分けられます。1次ラウンドは同グループのチームと対戦します。勝ち点制度になっていて勝利すると2ポイント、負けても1ポイントもらえます。ここで3試合戦って勝ち点の良かった上位3チームが2次ラウンドに進出します。最下位はここで敗退。

当然勝敗によって勝ち点は並んだりしますので、勝ち点が並んだ場合は該当するチーム同士の対戦成績、次にゴールアベレージで順位が決められます。今大会だとグループDの台湾がカザフスタンに勝ち点で並びましたがカザフに負けていたのでカザフが2次ラウンドに進出しています。カザフが最終戦手を抜いたのか大差で負けたせいでゴールアベレージでは台湾が勝ったんですけどねぇ・・・。

1次ラウンドのポイント反映

1次ラウンドの成績は2次ラウンドに持ち込むんですが、(ここがすごくわかりにくかったんですが)1次ラウンドで敗退したチームとの対戦成績は2次では加味されないんです。今大会の日本を例に挙げると、日本はイランに負け、マレーシア、インドに勝ちました。

敗退したマレーシアとの対戦成績は持ち込めませんので日本は2次ラウンドではインドに勝った1勝とイランに負けた1敗(合計ポイント3)で、グループBの上位3チームと対戦します。フィリピンもポイント3ですが、ゴールアベレージ差で日本はフィリピンに負けているので4位からスタートします。

今後の展望

フィリピン、パレスチナ、香港に勝てば2位通過が見えます。フィリピンに負けてもパレスチナ、香港に勝てば3位通過が見えます。一番最悪なのがフィリピン、パレスチナに負けて4位通過になることです。韓国戦で激しさを取り戻した中国がグループF1位通過でくるでしょう。アジア競技大会で勝ったとはいえ正直当たりたくないです。

決勝トーナメント1回戦で奇跡の勝ちを収めれば上位4つに残れます。優勝できなくても1回戦さえ突破すればオリンピック世界最終予選行きが確保できるのです。フランスやセルビアといった強豪国とガチバトル出来る機会なんてそうないので是が非でも上位4つに残りたいところです。

FIBAアジア選手権を1.2倍ぐらいは楽しめるように知っておくといいかもしれない3つのこと

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おおげさなタイトルでごめんなさい。頭の隅っこに置いておくといいかもしれないぐらいのことなのでアジア情勢に詳しい方はスルーしてください(笑)

アジア情勢の簡単なおさらい

90年代までは中国を筆頭とした東アジアのチームが優勢で、時折中国に対し韓国または(まれに)日本などが中国に肉薄し良い勝負をしていましたが2000年代から中東アジア諸国が台頭してきます。それでもNBAのロケッツで活躍したヤオ・ミンの壁は高く中国の1強であることに大きな変化はありませんでした。

はっきりと時代が変わったと言えるのが2007年徳島大会だと思います。当時中国は翌年に北京五輪をひかえていたためフル代表ではなく若手中心の構成。当然成績もふるいませんでした。中国のフル代表が参加しない中で優勝候補と思われていたのはハ・スンジンやヤン・ドングン、キム・ジュソンのいる韓国とタイガーのニックネームで知られNBAキングスのキャンプにも招待されたことのあるファディ・エル=ハティブ率いるレバノンでしたが、最後に優勝したのは若いイランでした。

当時の中東アジア諸国というとアフリカからの移民系(?)と思われる選手で固めたカタール、アメリカの大学を卒業しているレバノン系アメリカ人が数人いたと思われるレバノンなど怪しい補強がありました。しかしFIBA帰化や登録選手の条件などを厳しくしたため以前より実力が落ちたようです。その中でもイランは帰化選手などに頼らず結果を残した例になりました。

勢いで優勝した印象の強いイランでしたが、その2年後中国の地元開催で行われた2009年のアジア選手権の決勝ではフル代表相手の中国に圧勝し実力を証明します。2011年大会はラシーム・ライト、オサマ・ダグラス率いるヨルダンに準々決勝で負けて3連覇はなりませんでしたが2013年再び王座に。今現在も2007年優勝時のカムラニ、バハラミ、ハダディのトリオが中心で今大会も優勝候補であることは間違いないでしょう。

フィリピンは昨年のワールドカップでNBAにいたアンドレイ・ブラッチェを帰化選手として登録しクロアチアをあと一歩のところまで追い詰めたのは記憶に新しいところです。 ※2013年アジア選手権帰化選手はブラッチェではなくマーカス・ドゥーシットという選手でした。

イラン台頭後、唯一優勝経験のある中国。長年中国代表を支えてきたワン・ジージーが引退、今大会から「完全に」イー・ジャンリャン中心のチームになりそう。2013年マニラ大会では決勝トーナメント1回戦となる準々決勝で台湾に破れ結局5位に終わってしまいました。2000年代のような圧倒的な強さはなくなったものの、地元開催ということもあってかなり気合が入っているのは間違いないでしょう。

注目選手

テレンス・ロメオ(フィリピン)


Terrence Romeo Highlights Smart Gilas vs Taiwan ... 23歳180cmのコンボガード。高い位置からの1対1が抜群に上手いガード。ペネトレイトからのフィニッシュ力が高い。東アジアにはいないタイプのガード。昨年フィリピンリーグのMIP(最も成長した選手に贈られる賞)で3x3の大会にも出場している。ジョーンズカップ2015では台湾の選手以外ではお客さんをもっともわかせた選手。華もあるので見ていて楽しい。ただしパスとゲームメイクは(まだ)それほど上手くない印象。

グオ・アイルン(中国)


Guo AiLun China 2014-15 CBA | Full Highlights ... 21歳193cmのポイントガード。2010年世界選手権で若干16歳で代表入り。

ワン・ジェリン(中国)


NBA prospect from China, Wang Zhelin at 2012 ... プレー動画は2分40秒から。21歳213cmのセンターでナイキフープサミットにも出場し活躍した。結構期待されているらしい。フィジカルがもっと強くなるとやばい。

リン・チー・チェ(台湾)


林志傑整屆精華37屆威廉瓊斯杯最佳五人- YouTube スピードではなく緩急で勝負するタイプのガード。得点、アシスト能力に長けていて台湾オフェンスの起点。台湾代表の中で一番人気の選手。僕は勝手にハヤシさんと呼んでる。

ツェン・ウェンティン(台湾)


76# 曾文鼎TSENG Wen Ting (2015.08.29) 12Pts - 37th ... 大阪エヴェッサでもプレー経験のあるフォワード/センター。ビッグマンでありながらパスがとても上手い。長髪のため覚えやすい。見た目よりフィジカルに強い。

ハメッド・ハダディ


Hamed Haddadi - Amazing Performance - 2014 ... 現在の「アジアの壁」。アジア選手権の活躍が認められNBAでもプレーした。シュートフォームからしてバスケ上手くなさそうに見えるけど意外と器用。

アジア各国情報を流してくれるアカウント

https://twitter.com/y_takefield 皆さんご存知の小永吉陽子さんのアカウント。韓国はもちろんアジア情勢に詳しいです。

https://twitter.com/hoopnut Enzo Flojoさんのアカウント。FIBAにも寄稿しているフィリピンのブロガー。

https://twitter.com/KlaudineCleine KlaudineCleineさんのアカウント。NBAからヨーロッパ、アジアバスケまで幅広いツイートが特徴。アジアバスケ情報をわかりやすい英語で流してくれるので貴重です。

飛蚊症になってわかった目と定期健診の大切さ

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健康診断受けてますか?今回は目の定期健診をサボっていたためにえらい目にあったという話です、目だけに。

目の病気は年配の方がかかるイメージがあった

そもそも目の病気なんてのは年配の方がかかるという勝手なイメージがありました。そんな勝手なイメージなんてあっという間に覆させられることになるんですけどね。

自分は30代の人間で、仕事ではパソコン、プライベートではスマホ、遊びにPCゲームやWii U(スプラトゥーン楽しい!w)をするので目を酷使する部類に入る人間だと思います。おととしぐらいから特にドライアイがひどくなってきていたんですが、市販の目薬で対応するのみで特に検査は受けなかったんです。ちょっと休ませれば治るもんだと思ってました。

目の中にある黒い濁りに気づく

気づいたきっかけは部屋の白い壁紙をふと見た時。視界に黒いゴミのようなものが飛んでいて、最初は壁にゴミでもついているのかと思ったんですが、目の中に黒い濁りがあることに気づいたんです。しかし、最初の頃はさして気になるレベルではなくむしろドライアイのほうが辛い時期でした。この黒い濁りも眼科に行けば治してくれるもんだと思ってました。

診断へ

当時は飛蚊症という病気そのものを知りませんでした。眼科医に相談したところ「今すぐ眼底検査が必要です」と言われ即検査。診断結果は「飛蚊症」になっており網膜裂孔の一歩手前の状態にあるとのこと。ものすごくショックでした。

飛蚊症とは、モノを見ているときに黒い虫のようなものが動いて見える状態のことです。黒い虫のようなものの形や大きさはさまざまで、視線を動かすと追いかけてくるような動きをする場合もあります。症状が出る年齢もさまざまで、20代から症状を自覚する人もいます。

引用元:飛蚊症 - 目の病気百科|参天製薬

定期検査に行かず、通院による金銭的(と長時間待たされることなどの)負担もあり、しっかり通院しませんでした。そしてドライアイが辛くなるたびに眼科に行っては「目薬をもらって改善する→悪くなる」を繰り返していたんです。飛蚊症になったのはドライアイが原因ではないとはいえ、目のことを考えてきちんと通院していれば…とかなり後悔しました。

飛蚊症は治らない

飛蚊症は治らないようです。目を上下左右に動かすと黒い濁りがついてくるんですが、僕は一生この目と付き合っていかないといけなくなりました。人によって形が違うんですが、僕の場合ですが右目の中に線状のものがあり虫が飛んでるように見えます。空を見ながら調べると他にも透明なもの、気づかないほどですが小さい黒濁りが存在しています。これらがずっと映ってるせいで一時期ノイローゼ気味になりました(--)

海外ではレーザー治療で飛蚊症による濁りを薄くする手術などもあるようで、日本でも一部でその手術を受けられるようですが目の負担を考えると出来るだけ手術は避けたほうがいいんじゃないかと思ってます。

もう僕は真っ青なきれいな青空を見ることも出来ないんだ…(涙)ま、青空なんて普段気にもしないんですけどね。

身体は劣化していくものなので定期検査を

仕事でもパソコンを長時間使用したりスマホなどの影響からか近年若い人でも飛蚊症が増えているなんてデータもあるようです。他の病気もそうですが年にたった数回の定期検査をサボってしまったがために、長期間の通院をよぎなくされるなんてことはやっぱり避けたいですよね。飛蚊症の他にもたくさん目の病気がありますので定期健診を強くおすすめします!あと歯の定期健診もおすすめします!

「自分は若いから大丈夫」ではなく「若いうちから定期健診」を!

※当記事に書かれていることは僕個人が感じたこと、調べた範囲なので、詳しいことは定期検査と一緒に眼科医に聞いてくださいね!

森山HC代行就任前と就任後のスタッツ比較

大変遅ればせながらあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。年末年始は風邪、はやり目、咽頭痛など病気がちであっという間に過ぎてしまった印象です。さてバスナビのウェブサイトリニューアル(今も継続中ですが)見てもらいましたかね?人のサイトには「工事中とか(笑)」とか言いながら注文つける自分ですがやっぱりサイト構築は大変です。

なおスタッツのコンテンツはもりもり作成中です。もうちょっとデータ集めてからの公開したいので2月か3月をめどにリリースしたいと思っています。

さて挨拶はここまでにして以前やった「ビル・カートライト就任前、就任後のスタッツを調べてみた」の島根版です。昨年11月12日に島根はレジー・ハンソンを解任し森山氏をヘッドコーチ代行として迎えました。昨季から日本人選手にはそこそこ良いメンバーを揃えながらも勝てなかったチーム。ヘッドコーチが変わって何が変化したのか見てみましょう。

このチームの問題点として大きかったのはまずターンオーバーの数でした。2シーズン前からおさらいしておくと元々ターンオーバーは多いチームでしたがジェリコ去就後はターンオーバーの悪さだけが残りオフェンス効率が著しく下がりました。

注意点 個人で集計したものなので100%正確なものではありません。

就任前/就任後

平均ターンオーバー 16.8(リーグ21位)→15.8(リーグ18位)

ターンオーバー 20.86%(リーグ22位)→18.51%(リーグ20位) 思った以上の変化はありませんでしたが改善が見られるようです。

平均得点 62.25(リーグ22位)→77.0(リーグ12位) シーズントータルだと72点ほどなので相手チームがその計算をしていると痛い目にあいそうです(さすがにそんなコーチングスタッフはリーグにいないと思いますが)。

オフェンス効率 93.82(リーグ22位)→108.41(リーグ12位) リーグワーストだったのが12位までジャンプアップ。現在のシーズントータルの値で最も近いのが仙台や新潟にあたります。

ディフェンス効率 107.21(リーグ13位)→108.52(リーグ13位) 少し悪くなってますが大きな変動がないからあまり気にしなくてもいいかなと思います。

オフェンス効率-ディフェンス効率のマージン -13.39(リーグ17位)→-0.11(リーグ11位) オフェンス効率が大きく改善された分ジャンプアップしてますね。

eFG% 47.61(リーグ14位)→52.72(リーグ3位) 驚いたのがこの数字。これより上のチームは秋田と琉球のみ。ターンオーバー(とリバウンド)を改善すればさらに平均得点が伸びる要素がありそう。

オフェンスリバウンド率 29.71(リーグ21位)→37.13(リーグ7位) 個人的にはオフェンスリバウンドを取るからといって必ずしも良い数字とはいえないと思ってますが、良いオフェンスをするとオフェンスリバウンドも取りやすくなるって偉い人が言ってた!

FG% 41.6(リーグ17位)→46.1(リーグ4位) かなりの改善です。オフェンス効率が大きく上がるのも頷けるデータになりました。eFGの上昇は3Pシュートよりも2Pの上昇が大きいようです。

3P% 35.5(リーグ4位)→37.4(リーグ1位) 就任した11月12日以降のゲームだけならリーグで1番確率が高いチームです。チャップマン、山本エドワード、メリエックスや横尾のシュート力をうまく生かせているようです。

これからは滋賀、浜松、琉球とウエスト上位チームとの対戦が続きます。この上位陣との戦い方で今の本当のポジションが見えてくると思います。どんな試合をするか注目です。

TKbjリーグの平均年齢14-15シーズン版(平均身長・体重も)

年末の最後の記事はTwitter上でお願い(勝手に自分でそう解釈した)されたネタです。 本年中はアクセスいただき誠にありがとうございました。来年も宜しくお願いします。

※2014年12月30日現在リーグ登録されている選手のデータです。 ※在籍チームは当時のもの。 ※2014年12月27日経過時点の年齢です。 ※集計間違ってる可能性あるので公式から自力で収集されることを強くおすすめします。

リーグ平均年齢/身長/体重

27.85歳/189.13cm/86.66kg

日本人選手平均 27.71歳/182.18cm/78.81kg

外国人選手平均 28.13歳/202.56cm/101.83kg

チーム別平均

京都ハンナリーズ 29.45 群馬クレインサンダーズ 29.31 浜松・東三河フェニックス 29.18 大阪エヴェッサ 29.18 ライジング福岡 29 島根スサノオマジック 28.5 高松ファイブアローズ 28.45 仙台89ERS 28.09 琉球ゴールデンキングス 28.09 新潟アルビレックスBB 27.92 青森ワッツ 27.85 滋賀レイクスターズ 27.77 岩手ビッグブルズ 27.7 横浜ビー・コルセアーズ 27.62 大分ヒートデビルズ 27.54 東京サンレーヴス 27.5 富山グラウジーズ 27.36 埼玉ブロンコス 27.25 信州ブレイブウォリアーズ 26.75 秋田ノーザンハピネッツ 26.67 福島ファイヤーボンズ 25.92 バンビシャス奈良 25.82

年齢分布

年齢分布 人数 19歳/1 20歳/1 21歳/3 22歳/12 23歳/18 24歳/22 25歳/21 26歳/22 27歳/23 28歳/17 29歳/28 30歳/26 31歳/23 32歳/13 33歳/13 34歳/7 35歳/2 36歳/3 37歳/0 38歳/2 39歳/0 40歳/0 41歳/1

リーグ最年少選手 19歳/花野 文昭(信州ブレイブウォリアーズ)1995年1月23日生まれ

リーグ最年長 41歳/石橋 晴行(大阪エヴェッサ)1973年12月3日生まれ

リーグ最高身長 226cm/ウィル・フォスター(東京サンレーヴス

リーグ最低身長 158cm/稲垣 敦(富山グラウジーズ

リーグ最重量 130kg/ゲイリー・ハミルトン(大阪エヴェッサ

リーグ最軽量 54kg/稲垣 敦(富山グラウジーズ

TKbjリーグの連勝記録達成した岩手ビッグブルズのシーズンデータを比較してみた

寒い。季節の変わり目が年々身体に堪えるようになってきた。というわけで今回は東北のチームを分析。

桶谷さんを招聘してから好成績をあげている岩手ビッグブルズ。14-15シーズン序盤にbjリーグの連勝記録を塗り替えました。正直対戦カードに恵まれてる感は半端ないですが記録は記録なので比較してみました。

この記事の執筆時(2014.12.3)では埼玉との対戦前なんですが恐らく埼玉戦も連勝して沖縄戦からが本当の勝負となるところでしょう。

その前にロスター変更について見ておきましょう。

ロスター変更

IN アブドゥーラ・クウソー ウェイン・アーノルド 寒竹 隼人 仲西 淳

OUT ジョシュ・ペッパーズ 高橋憲一 ジーノ・ポマーレ 木村実 山本吉昭

高橋憲一のアウトは痛手だけど優勝経験のあるアーノルドといった外国人選手二人に仲西淳とサイズのある日本人選手の寒竹の加入はプラスに見える。

スタンダードなスタッツ

※データは11月30日終了時点のものです。カッコ内はリーグ内順位、左が昨季で右が今季になります。

平均得点 79.6(5位)→85.5(2位)+5.9

平均失点 71.7(3位)→66.8(3位)-4.9

FG% 46.2(1位)→45.4(4位)-0.8

被FG% 39.9(3位)→41.2(5位)+1.3

被3P% 30.6(6位)→33.1(9位)+2.5

平均リバウンド 45.2(9位)→47.4(3位)+2.2

リバウンドマージン(相手チームとの平均リバウンド数の差) 2.3(6位)→8.7(1位)+6.4

TOV 13.1(5位)→10.5(1位)-2.6

相手チームのTOV 14.4(8位)→16.9(2位)+2.5

特段FG%が上昇したりしているわけではないしPaceはむしろ下がった中で平均得点は上がっている。とにかくターンオーバーが少なく相手のミスを誘うことに(or相手が勝手に自滅しry)成功している。自チームはTOVを少なく且つ相手のTOVが増えて攻撃回数が増加しているかもしれない。リバウンドでイニシアティブが取れているので更に有利なようだ。

アドバンスドスタッツ

オフェンス効率(攻撃100回あたりの得点期待値) 108.9(4位)→119.3(1位)+10.4

ディフェンス効率(守備100回あたりの失点期待値) 97.8(2位)→93.5(2位)-4.3

eFG% 49.6(2位)→49.3(10位)-0.3

オフェンスリバウンド率 36.7(7位)→43.0(1位)+6.3

3Pと2Pシュートの得点比率はほぼ変わってなかった。3Pシュートによる得点に頼らない傾向は昨季から変わらず。昨年は得点の17.8%(リーグ最下位)、今季は19.7%(リーグ21位)の3Pの得点によるもの。

次回の埼玉はオフェンス効率、ディフェンス効率ともにリーグ最下位。だけど試合をやる前から勝敗決めるなら試合なんてやる必要がないよね?だからこそ個人的に一番楽しみにしているカード。埼玉の初勝利が岩手だったら?とか、逆に岩手が連勝記録を伸ばしていくのか面白いじゃない。

追記:仲西淳はリーグのガード中でかなりリバウンドを取ってくれる選手です(京都の綿貫が確か1番取ってる)。