シン・アナゴのブログ

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bjリーグ2013-14シーズン、アドバンスドスタッツ(個人オフェンス編)

ファイナルズ、終わっちゃいましたね。観に行ってきたんですが本当に久しぶりに良い試合を見れたと思います。やっぱりすごいプレーを見せてくれる選手が多いとゲームも締まりますね。BSフジの影響もあってかフォローしてるNBAクラスタの方々の感想も新鮮で興味深いものがありました。

ファイナルズは終わってしまったのでここらでbjリーグ公式には掲載されないアドバンスドスタッツをまとめてみようと思います。普段のスタッツとは違った角度で見れると思いますので選手の評価する際の参考に見てもらえると、より楽しくなると思います。 (あくまでも参考程度に!スタッツしか見ないと僕みたいな子に育ってしまうので要注意です)

・条件はカッコ内に記載 ・上位10人のみ記載

オフェンス面

シュート部門

eFG%(条件:FGA312本以上)

PLAYERFG%eFG%
田口 成浩46.860.6
ディリオン・スニード60.160.1
ジーノ・ポマーレ58.658.6
シェルトン・コルウェル58.158.2
ディショーン・スティーブンス57.458.1
キブエ・トリム58.058.0
パトリック・サリバン57.157.2
サイラス・テイト56.656.6
青木 康平48.056.2
アイラ・ブラウン52.355.8

スニードの2連覇(その前のシーズンはデータがないので3連覇阻止かもしれません^^)を阻止したのは昨年より7.8%アップさせた田口。日本人だけなら大塚裕土、水戸、高橋憲一、ファイナルズMVP岸本の順に続きます。昨年日本人選手間で1位だった小松秀平や2位の蒲谷はだいぶ下がってしまいました。

TS%(条件:FGA312本以上)

PLAYERTS%
キブエ・トリム68.1
サイラス・テイト67.9
ジーノ・ポマーレ66.3
青木 康平65.7
田口 成浩64.7
ディリオン・スニード64.6
クリス・ホルム64.3
アイラ・ブラウン63.6
チェイス・マクファーランド63.5
シェルトン・コルウェル63.3

ファイナルズで吠えに吠えまくったトリムが1位。日本人選手では青木が1番になりました。計算方法にFTAが加味されているので今季確率は落としたもののFTの分で上回ったことが日本人選手間で1位になった要因と思われます。スニードはこの部門だとやはり厳しいか。

TS%(条件:FTA65本以上)

PLAYERFT%FTA/FGA
ウェイン・マーシャル56.6%0.65
ディリオン・スニード42.9%0.63
クリス・ホルム61.5%0.60
アブドゥーラ・クウソー63.5%0.60
キブエ・トリム64.1%0.59
バーデル・ジョーンズ3世76.8%0.55
ポール・ウィリアムス55.4%0.54
チェイス・マクファーランド67.5%0.52
板倉 令奈63.3%0.52
サイラス・テイト73.4%0.52
ショーン・マロイ58.3%0.51
ジェフ・ニュートン65.6%0.50
ジェフリー・パーマー77.7%0.48
ザッカリー・アンドリュース43.9%0.46
ブランドン・フィールズ72.1%0.46

シュート数に対するフリースロー期待値。TS%が高いことでも証明したようにトリムがお得(クウソーもね)のようです。マーシャルやスニードはFTを貰っている割には確率が低い。もちろんたくさんファールを貰うことは大変価値のあることなので誤解なきよう。

日本人選手では板倉がランクイン。ただし試投数はランク内で一番最低の90本。逆にこの条件で一番最低値を叩きだしたビッグマンは0.165でのチョハダレビッチと0.156のマイケル・ジョイナー。二人ともアウトサイドシュートもあるので仕方ない面もあるが、外国人選手としては少し物足りないかもしれない。

少し話はそれるけどシーズンMVPの城宝は日本人選手で唯一FTA試投200本以上を達成。昨季は仲西淳が達成しているが今季は92本にぐっと下がった。青木康平の加入によって分散した可能性が高いと考えられるし康平自身も試投数が減っている。

総合部門

PIE(条件:45試合以上出場)

PLAYERPIE
アイラ・ブラウン27.8
レジナルド・ウォーレン27.3
ジーノ・ポマーレ27.3
サム・ウィラード26.1
オマー・リード25.3
ケビン・ガロウェイ25.2
ルーベン・ボイキン24.9
アンソニー・マクヘンリー24.8
ナイル・マーリー24.3
ウェンデル・ホワイト24.2

NBAのPIEで出してみました。試合のスタッツから選手のスタッツを差し引いて貢献度を見ることが出来る数値と考えてます(間違ってたらご指摘を)。富山のアイラ・ブラウンが1位になりました。得点だけでなくこのサイズながらリバウンドを取ってるのが数値に反映されたと思います。こういう総合系はオールラウンドに活躍する選手がやはり上位にきますね。

日本人選手間では富樫勇樹が19.2で1位(全体では24位)。清水太志郎、水戸、城宝、綿貫と続く。綿貫の場合、意外かもしれないけどリバウンドの貢献度が高い。次回やるディフェンス編でリバウンド率は後述するので、その時にでも触れたい(忘れて無ければ)と思います。

Usage%

PLAYERUsage%
リチャード・ロビー32.6
ブランドン・フィールズ32.4
エドウィン・ユービレス32.2
ウェンデル・ホワイト31.4
スクーティー・ランダル30.8
ジョシュ・ペッパーズ30.6
リッキー・ウッズ30.3
ジャメイン・ディクソン30.0
ディオニシオ・ゴメス28.8
デクスター・ライオンズ28.7

チームのオフェンスにどれだけ関わっているか、どれだけボールを持っているかを示す指標(と言っていいのかな)。見事にボールを長く持ってそうなイメージの選手がランクインしてますね。スタメン出場無しの2選手、そしてスタメン出場が半分ぐらいのユービレスがTOP3を独占しました。もうシックスマン賞やる意味が無(ry