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脱力バスケと写真

下手だけど写真が好きなただのおっさん。バスケIQは赤ちゃんぐらい。日本バスケのスタッツを解析するだけの簡単なお仕事です。

【アジア選手権2015開催まであと少し】男子バスケ日本代表の近年の成績を振り返る

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近年の成績

簡単に近年の男子バスケ日本代表の成績を振り返ってみましょう。

FIBA主催の大会

開催年 大会名 最終順位 ヘッドコーチ
2003 アジア選手権 6位 ジェリコパブリセビッチ
2005 アジア選手権 5位 ジェリコパブリセビッチ
2006 世界選手権 20位 ジェリコパブリセビッチ
2007 アジア選手権 8位 鈴木貴美一
2009 アジア選手権 10位 倉石平
2011 アジア選手権 7位 トーマス・ウィスマン
2013 アジア選手権 9位 鈴木貴美一

アジアオリンピック評議会主催の大会

開催年 大会名 最終順位 ヘッドコーチ
2006 アジア競技大会 6位 鈴木貴美一
2010 アジア競技大会 4位 トーマス・ウィスマン
2014 アジア競技大会 3位 長谷川健志

台湾主催のジョーンズカップ

開催年 最終順位(参加チーム数) ヘッドコーチ
2009 7位(8チーム) 倉石平
2010 3位(7チーム) トーマス・ウィスマン
2011 5位(8チーム) トーマス・ウィスマン
2012 6位(9チーム) 鈴木貴美一
2013 7位(9チーム) 鈴木貴美一
2014 6位(9チーム) 長谷川健志

強豪チームとの対戦アベレージ

弱い国とあたると圧勝してしまうため除外。強い国とのスタッツを集めて平均を出してみました。

2009 対戦国:韓国、フィリピン、イラン、台湾、カザフ 日本人ビッグマン:山田、伊藤、竹内兄弟

日本 相手 マージン
FGM 25.8 34 -8.2
FGA 67 67.6 -0.6
2pm 18.8 26.8 -8
2pa 45.4 47.2 -1.8
3pm 7 7.2 -0.2
3pa 21.6 20.4 1.2
ftm 14.6 14.8 -0.2
fta 16.8 22 -5.2
oreb 11.2 11 0.2
dreb 21.4 27.8 -6.4
reb 32.6 38.8 -6.2
ast 10.8 15.8 -5
foul 17.6 17 0.6
tov 13.4 10.6 2.8
stl 5.8 8.2 -2.4
blk 1.6 3.2 -1.6
pts 73.2 90 -16.8

2011 対戦国:ヨルダン、フィリピン、中国、韓国、レバノン、台湾 日本人ビッグマン:太田、竹内兄弟

日本 相手 マージン
FGM 26.5 31 -4.5
FGA 63.7 68.7 -5
2pm 17.2 23.8 -6.7
2pa 39.7 44.5 -4.8
3pm 9.3 7.2 2.2
3pa 24 24.2 -0.2
ftm 13 12.8 0.2
fta 20.7 20.3 0.3
oreb 12.3 14.3 -2
dreb 25.8 27.5 -1.7
reb 38.2 41.8 -3.7
ast 14.7 15.2 -0.5
foul 18.7 18.5 0.2
tov 14 11.3 2.7
stl 4.8 6.3 -1.5
blk 1.3 3.2 -1.8
pts 75.3 82 -6.7

2013 対戦国:カタール、フィリピン、台湾、ヨルダン 日本人ビッグマン:竹内兄弟、市岡、桜木、太田、渡邉

日本 相手 マージン
FGM 25.5 26 -0.5
FGA 65.8 63 2.8
2pm 19.8 17.8 2
2pa 47.5 40.5 7
3pm 5.8 8.3 -2.5
3pa 18.3 22.5 -4.3
ftm 12.5 17 -4.5
fta 17 22 -5
oreb 13.3 13 0.3
dreb 26 29.5 -3.5
reb 39.3 42.5 -3.3
ast 14 14 0
foul 20.8 19.3 1.5
tov 11.8 13.5 -1.8
stl 3.8 5.3 -1.5
blk 3 3.5 -0.5
pts 69.3 77.3 -8

2014 対戦国:カタール、イラン、中国、韓国、カザフ 日本人ビッグマン:竹内兄弟、太田、張本、小野龍猛

日本 相手 マージン
FGM 26.2 28.8 -2.6
FGA 59.2 63.6 -4.4
2pm 19 22.2 -3.2
2pa 41.6 41.6 0
3pm 7.2 6.6 0.6
3pa 17.6 22 -4.4
ftm 10 9.6 0.4
fta 12.6 15.2 -2.6
oreb 8.2 14.4 -6.2
dreb 22.6 26 -3.4
reb 30.8 40.4 -9.6
ast 11.6 12.6 -1
foul 16.6 17 -0.4
tov 11.2 11.2 0
stl 5 6.2 -1.2
blk 2.2 2.6 -0.4
pts 69.6 73.8 -4.2

アジア選手権の予選にあたる東アジア選手権FIBAスタンコビッチカップとかありますけど割愛。興味のある方は大会名でググっていただければと思います。

近年(?)まともな強化期間といえたのは当時JBLの若手と大学生を中心に強化したジェリコ時代のみ。最初のアジア選手権以降、完全に若手に切り替え2006年のための強化を図りました。リーグのシーズンオフにはクロアチア遠征などや地元のクラブチームなどとの親善試合やキリンカップなどがありました。

しかしジェリコ辞任後となる世界選手権以降は強化といえるほどの強化というか、ヘッドコーチがころころ変わります。世界選手権の赤字をめぐり協会が紛糾したこと、(アジア選手権の優勝なんてかなり難しいのに)大会が終わるたびにヘッドコーチの首切りがおこなわれ一貫した強化方針もありませんでした。

日本人ヘッドコーチでのぞんだ2009年[1]、13年では予選、決勝トーナメント含めて上位チームに1勝もできずに終わっています。まだ成績が良かったのはウィスマン就任時。11年大会ではヨルダン(1次ラウンド)と台湾(順位決定戦)に勝っています。2010年のアジア競技大会でも1次ラウンドで台湾、イラン、フィリピンに勝って1位通過です(ハダディはいませんでしたが)。カタールに対しても1点差の惜敗。決勝トーナメントでも韓国に4点差で惜敗。スタンコビッチカップも準優勝という成績を省みるとウィスマンを解雇したのは不思議なところです。

長谷川体制になってから1年が過ぎました。アジア競技大会で銅メダルという結果は出しましたが、日本全体で「日本のバスケといえばこれ」というものを確立できているかというとできていないように感じます。これといったものが確立できたとき、少なくともアジアでは強豪になる可能性はじゅうぶんあると思います。

[1]※倉石さんに関してはデビッド・A・ホッブスさんが健康を理由に辞任した経緯があり、まともなチーム作り期間がなかったという仕方ない面はあります。