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脱力バスケと写真

下手だけど写真が好きなただのおっさん。バスケIQは赤ちゃんぐらい。日本バスケのスタッツを解析するだけの簡単なお仕事です。

FIBAワールドカップの大会システムが大きく変更される件について

ワールドカップといえばサッカーやラグビーを思い浮かぶ人も多いかと思いますが、バスケもFIBA(国際バスケ連盟)が2014年スペイン大会より「FIBA ワールドカップ」という名称に変更しました。それ以前は「FIBA ワールドチャンピオンシップ」、日本語で表記すると世界選手権という名称でした。

そんなバスケワールドカップですが、FIBAセントラルボード(世界中のお偉いバスケ関係者が集う会議)でもろもろと変更が承認されてますので当記事で紹介したいと思います。

FIBA公式サイトのこちらの記事

2019 FIBA Basketball World Cup - Qualifiers - FIBA.com

をなんとなーく翻訳しながらやってますのでツッコミ訂正歓迎です。

※Sadayamaさんのツイートのまとめ的な記事でもあります。

※世界選手権06年大会で大変お世話になったsiouxさんのツイートで教えて頂きました。ありがとうございました!

2019年開催地決定

変更点を紹介する前に次回の開催地を紹介しておきましょう。中国とフィリピンが最終候補まで残りました。つい先日東京で行われた最終プレゼンですが中国からはNBAや国際大会で活躍したヤオ・ミン、フィリピンからはプロボクサーのマニー・パッキャオ氏、俳優のルー・ダイアモンド・フィリップス氏、そしてバスケのフィリピン代表として活躍しワールドカップに導いたジミー・アラパグやヘッドコーチも登壇しました。

フィリピンもプレゼンビデオで「フィリピンはSNS活用してまっせー」などと健闘しましたが中国が開催地となりました。アジアでワールドカップが開催地となるのは2006年日本大会以来となり無事開催されれば13年ぶりになります。

開催年の変更

大きな変更はたくさんあるんですがまずは開催年の変更から。今までサッカーのワールドカップと同じ年に開催されていたので本来なら次回は2018年開催なんですが、ここを1年ずらして2019年の開催に変更されます。前回大会は2014年スペイン大会ですので5年あくことになります。2019年以降はこれまでと同じ4年毎の開催に変更はありません。

※隔年開催だった各大陸選手権も2019年に開催はなく2017年大会の次は2021年に開催になります。2021年大会よりアジアとオセアニアがアジア-パシフィックとなりアフリカ、アジア-パシフィック、アメリカ、ヨーロッパの4大陸という扱いになります。

出場国枠の変更

2006年日本大会から16カ国→24カ国へと出場国枠大幅に増えましたが、2019年大会より32カ国へと更に増えます。出場国は今でも多い印象があるんですけど、なんかこれで出場してもあんまりうれしくない気が…。とりあえず内訳を見ておきましょう。

  • ホスト国(中国)1
  • アジア/オセアニア7
  • アフリカ5
  • アメリカ7
  • ヨーロッパ12

ほんと増えましたね。

ワールドカップ予選形式の変更

大きなポイントは3つあります。

  • 大陸選手権が五輪予選orワールドカップ予選ではなくなる
  • 予選方式は新しくなりホーム&アウェー形式になる
  • アジアとオセアニアが同じ地域になる

今までは2年毎に開催されている各大陸選手権が五輪もしくはワールドカップの出場権を兼ねた大会として開催されてきました。今年2015年は2016年開催されるブラジルのリオデジャネイロ五輪の出場権を兼ねた大陸予選があります(制裁が解除された日本も出場します。みんなで応援しましょう!!!)が、この既存の予選システムも2016年まで。2019年ワールドカップの予選から大きく変更されます。

次回の大陸選手権は2017年8-9月開催ですがワールドカップ出場権を兼ねた大会ではなくなるようです。ワールドカップ予選形式は各国で行われるホーム&アウェー形式に変更されます。開催は2017年11月~2019年2月まで。この間ずっとやるわけではなく予選を開催する月があるみたいで6度にわけられています。2017年11月、2018年2月・6月・9月・11月、2019年2月という形です。

「9 days each, starting on Monday and finishing on Tuesday of the following week」が上手く訳せないんでフォローお願いしたいんですが月曜日に始まって翌週の火曜日までの9日間を6回(6ヶ月)ってことでしょうかね。

バスケは(WNBAといったリーグもありますが)主に秋から始まり翌年の春にかけて行われる国が多いので、もろリーグ戦と日程が被ることになります。NBLが発足する際、この大きな変更点を山谷さん(現サイバーダインつくばロボッツ社長)が説明会でしていたのも記憶に新しいですね。

また2017年のワールドカップ予選から今まで別々だったアジアとオセアニアの2つの地域がアジア-パシフィックというひとつの括りになります。NBA選手をたくさん輩出しているオーストラリアや、02年世界選手権4位に入賞し06年では日本に逆転勝利を収めたニュージーランドと同じ地域で戦うことになります。

予選形式の詳細

どういった予選形式になるのか詳細を見てみましょう。

アフリカ、アメリカ、アジア-パシフィックは4チームを4つのグループ(A~D)に分け計16チームで、ヨーロッパは4チームを8つのグループに分け計32チームで1stラウンドを行います。2017年11月~2018年6月まで行われる1stラウンドのシステムはホームで3試合、アウェーで3試合戦いグループ内の上位3チームが2ndラウンドへ進出。

1stラウンドは11月・2月・6月の3ヶ月間で6試合ですから、例えば11月のどこかの月曜日から始まる翌週火曜日の9日間の中でホーム&アウェー2試合を行うイメージでしょうか。あくまでも推測なので実際のスケジュールが決まるまで楽しみにしておきます。

※ここで最下位になるとDivision Bのベストチームと戦うことになりDivision Aの残留争いになるようです。

2ndラウンドは2018年9月~2019年2月の期間に開催。1stラウンド各グループで上位3つに残った12チームをここから2グループ(E~F)6チームずつに分けます。1stラウンドのポイントを持ち越せて、1stラウンドで対戦のなかったチームとホームで3試合、アウェーで3試合行うようです。

先ほども書きましたがアジア-パシフィックからはこの2ndラウンドの上位7チームがワールドカップ出場になります。中国がホスト国枠で出場しますので中国を除いた上位7チームになりますね。日本にもチャンスが広がったと思います。

東京五輪への道でもある

ワールドカップ出場した内の7チームが東京五輪にダイレクトに出場権利を得ることが出来るようです。どういった内訳(成績上位7チームとか?)になるか不明です。FIBAは五輪に関してホスト国枠を2012年ロンドン大会から保障しておらず残りの出場枠5つがホスト国+4カ国になるのか、その年の6月に行われる予定のトーナメントで残り5カ国を決めるのかまだ不明です。

リオ五輪のホスト国であるブラジルは負債の問題があったらしくホスト国枠が怪しかったようですが無事クリアーした模様。どれだけのことでホスト枠をFIBAに認めてみらえるかわかりませんが、日本の場合2019年ワールドカップ出場は結構必須条件なんじゃないかと個人的に思ってます。

ちょっと残念なこと

今までオフシーズンは確実に大きな大会が行われてきました。07年大陸選手権、08北京五輪、09年大陸選手権、10年世界選手権、11年大陸選手権、12年ロンドン五輪、13年大陸選手権、14年ワールドカップと。大陸選手権も4年毎に変更されるため2018年と2022年のオフはワールドカップ予選のみになってしまいますね。

個人的にはワールドクラブ選手権みたいなものが開催される年になれば面白いだろうなぁなんて思ったり。以上、長文お疲れ様でした。

f:id:Shu_KG:20150813220048j:plain 今回サムネに使った写真は世界選手権06、中国vsギリシャです。