脱力バスケと写真

下手だけど写真が好きなただのおっさん。バスケIQは赤ちゃんぐらい。日本バスケのスタッツを解析するだけの簡単なお仕事です。

bjリーグの各チーム、昨季と今季で比較してみた(12/20版)

bjリーグの各チーム、昨季と今季で比較してみました。12/20までのゲームを収集したスタッツになっていますので、それ以降の試合データは反映はしていません。

用語説明

  1. OffRtg
    ポゼッション100回やったら取れるかもしれない得点の期待値みたいなもんです。単純な平均得点では見いだせない数字を見ることができます。
  2. DefRtg
    上のディフェンスVer。

イースタン・カンファレンス

まずはイーストから見て行きましょう。

秋田ノーザンハピネッツ

昨季 off def 105.2 104.5

今季 off def 110.5 98.9

どちらの効率もあがっていますが、昨季は外国人選手のサイズが低い上に怪我とも戦うことが多く欠場が目立ちシーズン終盤に失速したイメージです。今季はここまで健康で何よりリバウンドがものすごく改善されました。リーグ平均リバンドで下から3番目だったのが今季は上から3番目に(長谷川さんがどこかでおっしゃった通りです)。オフェンスリバウンドの数が増えて相手にディフェンスリバウンドを奪われにくくなりました。

オフェンスリバウンド率はリーグ最下位の28.6%からリーグ6位の38.7%へと10%近くも跳ね上がってます。毎試合相手より平均マイナス9.8本差で試合を続けていたわけで、それでプレーオフに行ったのは逆にすごいけど(笑

信州ブレイブウォリアーズ

昨季 off def 104.6 110.6

今季 off def 105.5 103.9

昨季イースタン9位という結果に終わった信州が現在イースタン3位と検討してます。河合竜児HC、2010-11シーズン&ファイナルMVPのパーマー、大阪から移籍した今野翔太と補強に成功した結果どうなったか。

平均得点は78.1→84.2に上昇、平均失点は82.96→83.06と逆に増えてます。平均における数字上だとわかりにくいですが、平均ポゼッション(OT含まないので未調整)が74.63→79.77(リーグ1位)とアップテンポになったにもかかわらず失点が大幅に増えていないということで、オフェンスそのものよりもディフェンスが改善されたのは間違いなさそう。中村和雄さんのツリーから派生した河合さんならではのチーム作りの特徴が見えます。

平均失点だけ言えばリーグ最下位ですがDefRtgはリーグで上から12番目、OffRtgはリーグで5番目なのでそれ相応の結果が出ているので順位(20日時点でイースト3位)がこれぐらいなのも頷ける結果ではないでしょうか。

新潟アルビレックスBB

昨季 off def 114.9 102.9

今季 off def 106.1 100.1

ビーコルに準決で負けたアルビですが、昨季のOffrtgはリーグ1位(2位は横浜でほぼ差はない)と素晴らしい成績でした。しかし今季オフェンスの効率が下がってしまっているようです。またホルムが抜けたこともあってリバウンド力が無くなってしまったようでリバウンドマージン(自らチームの平均リバウンド-相手チームの平均リバウンド)は、昨季8.4から今季は-1です。オフェンスリバウンドもディフェンスリバウンドも圧倒出来ていたが、それが出来ないために苦労しているのかもしれません。ただし外国人選手の入れ替わりもあったのでこれからどうなるかに注目です。

ウェスタン・カンファレンス

島根スサノオマジック

昨季 off def 109.4 104.0

今季 off def 96.5 105.8

ジェリコHCが去り、bjオールスターでMVPを獲得したパーカーも去った島根。昨季のeFG%(3ポイントを1.5倍で換算したFG%)はリーグ1位でしたが、今季は12位にまで低迷。以下は今季のOffRtgから昨季のOffRtgを引き算した数値が以下に記しておきました。どのチームの攻撃効率が上がったり下がったりしているのかわかりますね。

TEAM ORTG 大分ヒートデビルズ 5.8155 秋田ノーザンハピネッツ 5.3628 富山グラウジーズ 1.4862 信州ブレイブウォリアーズ 0.9612 仙台89ERS 0.7504 大阪エヴェッサ -0.66 群馬クレインサンダーズ -2.292 京都ハンナリーズ -3.4902 琉球ゴールデンキングス -3.5087 高松ファイブアローズ -4.3596 浜松・東三河フェニックス -5.652 東京サンレーヴス -6.7932 新潟アルビレックスBB -8.7982 岩手ビッグブルズ -8.8404 ライジング福岡 -10.2425 横浜ビー・コルセアーズ -10.7362 滋賀レイクスターズ -11.6269 埼玉ブロンコス -12.4137 島根スサノオマジック -12.8728

Twitterにも書きましたが今季のbjリーグはディフェンシブな傾向(青森の影響も大きいし、新規参入ばっかりやってるから質が低下してるのもあるでしょう)にあるようなんですが、それも抜きにして島根が明らかにオフェンスで苦しんでいる姿が浮かびます。TKを出してTJと入れ替えましたが、TJはまだ平均5点(TKは平均17点だった)で結果が上向いてないのは明らか。もちろんまだ3試合ということで彼のコンディションや連携もあるかもしれませんが・・・。

以上、昨季と今季の比較でした。ちなみにgithubpythonのコード(と12/20までのデータが詰まったCSV)を置いてます。bjリーグは比較的スタッツも収集しやすいので皆さんもpythonをインストールしてスタッツ収集を始められることを期待しています。